入社後に知っておきたいパソコンスキル(初級編)

イラストを使ったお仕事に

「いらすと・ごー」では、気軽に使えるイラストを公開しています。

イラストのサイトとは関係ないかもしれませんが、イラストを使っての仕事に少しでも貢献できるように書いてみます。

今回は、基本的なショートカットや作業の時短術などを中心とした「入社後に知っておきたいパソコンスキル(初級編)」です。

オンボーディング(on-boarding)の一環として入社後の社員研修を想定して考えてみました。

時短化で早く仕事を終わらせるために

パソコンスキルをあげることで、作業がはかどります。

普段やっている作業も、ほんの1秒でも早くできれば、効率が上がります。

ショートカット操作の積み重ねで作業が楽になりますので是非実践してください。

目次

  1. キーボードショートカット
  2. エクスプローラー
  3. ファンクションキー
  4. Windwos標準機能
  5. 単語登録
  6. 書式について
  7. 最後に

キーボードショートカット

キーボードショートカットは時短の基本です。マウス操作でコピーや貼り付け、保存するより、効率的に操作ができます。 基本的には[Ctrlキー]とキーボードの文字を押すことで実行できます。

例えば[Ctrlキー]と[C]を同時に押すとコピーができます。

覚えるためには慣れが必要です。また、アプリによってショートカットが違うこともありますが、それぞれ共通する組み合わせも多いです。

今回は基本的な組み合わせを掲載しています。「C」はCopyのシーなどいくつか覚えておくと便利です。 またShiftやAltキー、Winキーも組み合わせると更に便利です。

少し量が多いですが、何度か操作して、覚えてください。

コピー&ペースト(C)(V)

一番よく使うショートカットではないでしょうか。 文字やファイルなどのコピーとペースト(貼り付け)のためのショートカットです。

文字やファイル(画像データやWordのファイルデータ)を選択します。

コピー

[Ctrl] + [C]

そして、貼り付けたいウィンドウを開いて、貼り付けショートカットを実行します。

ペースト(貼り付け)

[Ctrl] + [V]

コピー&ペースト略して「コピペ」とも呼ばれます。

選択(A)

全選択のショートカットです、文字やファイルを全て選択できます。 試しにこの記事を見ているブラウザ上で下記のショートカットを実行してみてください。 全ての文字が選択されると思います。そして、上記のコピー&ペーストを実行も可能です。

全選択

[Ctrl] + [A] 

全てのファイルを、マウス操作で選んだりするのではなく、ショートカットを使うことで一瞬で全選択可能です。

戻る(Z)

操作をひとつ前に戻すショートカットです。間違って打ち込んだ文字操作をひとつ戻すなどが可能です。

戻る

[Ctrl] + [Z]

こちらもマウス操作で戻すのではなく、ショートカットを使いましょう。

移動(X)

コピーとは違い、元の場所にファイルや文字を残さず、新しくペースト(貼り付け)する場所へ移動するのが移動です。

移動

[Ctrl] + [X]

コピーとの使い分けですが、やはり同じデータがいくつも残らないように、移動が必要なケースもあります。

ただし、移動の操作時に別の操作をして移動元のデータを失ったりしないように注意してください。

新しいウィンドウを開く(N)

ブラウザやエクスプローラーを操作中にショートカットを実行すると、新しいウィンドウが開きます。ニューの「N」で覚えてはいかがでしょうか。

[Ctrl] + [N]

エクスプローラー操作中に別のフォルダーを見たいというときに、ショートカットで別のエクスプローラーウィンドウを開くなどが可能です。

保存ショートカット(S)

保存操作のショートカットです。マウス操作で、メニューから保存を押すのではなく、ショートカットで時間短縮しましょう。セーブの「S」で覚えてはいかがでしょうか。

[Ctrl] + [S]

保存はこまめに実行しましょう。

また、アプリによって「別名保存」という機能があります、文字通り、別名でファイルを保存できます。

別名保存は多くの場合、Ctrl + Shift + Sというショートカットが割り当てられていることが多いです。

選択方法組み合わせ(shift Alt)

今まで解説してきたCtrlキーと〇〇でのショートカットに加えてShiftキーやAltキーを組み合わせて操作できるショートカットがあります。

それぞれのアプリで、ショートカットの設定が変わります。よく使用するアプリのメニュー操作名の横にショートカットのヒントが記載されていますので確認してください。

ブラウザ内検索(F)

文字通り探すという機能です。ファインドの「F」で覚えましょう。

[Ctrl] + [F] 

検索エンジンで何かを検索した際に、どこに探していた項目があるかすぐに探したい場合があります。

そんな際に、Ctrl + Fを実行すると、検索ウィンドウが表示され、ページ内検索を実行可能です。

他のアプリでも同様に、文字を探すことができます。スクロールをして、しらみつぶしに探すより素早く探すことができます。

再読み込み(R)

ブラウザなどでリロード(再読み込み)をする際に、実行するとウェブサイトを再読み込みすることができます。リロードの「R」で覚えてはいかがでしょうか。

[Ctrl] + [R]

開く(O)

開きたいファイルがある際に、毎度、エクスプローラーの保存データからファイルを開くのではなく、このショートカットを使うと便利です。オープンの「O」で覚えてはいかがでしょうか。

[Ctrl] + [O]

印刷(P)

印刷のショートカットです。素早く印刷を行うことが可能です。プリントの「P」で覚えてはいかがでしょうか。

[Ctrl] + [P]

閉じる(W)

ブラウザのタブをひとつ閉じたりする場合に利用できます。バツボタンで閉じることができますが、このショートカットを使うと素早く閉じることができます。

[Ctrl] + [W]

Alt + F4

同様の操作で、閉じる動作が可能です。こちらは、起動しているアプリを閉じることができます。起動しているアプリが無い場合は、シャットダウン・再起動を素早く選択できます。

[Alt] + [F4]

キーボードでシャットダウン・再起動を実行したい場合に便利です。

デスクトップを表示する

複数開いたウィンドウを一つのショートカットで、デスクトップを表示することができます。

[Win] + [D]

エクスプローラー

エクスプローラーとは、いつも利用しているデータやファイルを閲覧するウィンドウ(アプリ)です。「フォルダ」アイコンが目印です。

エクスプローラーの操作でも、少しの工夫で、探したい項目にすぐにアクセスできるようになります。

仕事をする上で、ファイルを探す行為が一番時間がかかりますので、エクスプローラーの操作を工夫してみましょう。

エクスプローラーの起動方法

ショートカットでエクスプローラーを起動することができます。毎度、アイコンをクリックしなくても起動可能です。

[Win] + [E]

新しいフォルダを作成する

新しいフォルダを作る際に、右クリックから新規作成でフォルダを作るのでは手間がかかります。 ショートカットで素早く作成可能です。

[Ctrl] + [Shift] + [N]

作成されたフォルダは「新しいフォルダー」という名前です。

クイックアクセス

「クイックアクセス」はエクスプローラーの左側に出てくる項目です。

フォルダを選択して、右クリック>「クイックアクセスにピン留めする」で設定可能です。

よく使うフォルダを、文字通りピン留めすることができます。

いつもアクセスするフォルダを指定しておくことで、素早く作業に取り掛かれます。

検索

エクスプローラーの右上の検索バーから、そのフォルダ内で一致するファイルを検索することが可能です。

ファンクションキー

ファンクションキーとは、キーボードの上部にあるF1からF12まであるキーのことです。

うまく使うと、便利ですので覚えてみてください。

使うと便利なもの2つを記載します。どちらも、操作がかなり早くなります。是非覚えておいてください。

すばやく名称を変更する

[F2]

ファイル・フォルダを選択して[F2]を押すことで入力モードに切り替えできます。

マウス操作の右クリックからも操作できますが、ファンクションキーを使うことで素早く名称変更可能です。

すばやく入力中の文字をカタカナにする

[F7]

文字の入力中に[F7]を押すと文字を全角のカタカナに変換できます。

フリガナの入力などで、変換を押していた、カタカナ変換もファンクションキーで一気に操作できます。

Windwos標準機能

フリーアプリなどで行っていた操作も、インストールなどせずに、Windows10の標準機能のみで実行できることもあります。

※Windwos10のアップデートの対応状況で利用できない場合もあります。

スクリーンショット

スクリーンショットを、以下の種類で実行できます。

[Win] + [Shift] + [S]
  • 四角形の領域切り取り
  • フリーフォーム領域切り取り
  • ウィンドウの領域切り取り
  • 全画面表示の領域切り取り

実行後、右下に出てくるウィンドウをクリックすると、「切り取り&スケッチ」というアプリが表示されますの、保存をしてください。

クリップボード

クリップボードとは、コピーした文字などを保存しておく領域です。ですが、通常はひとつしか保存ができないので、コピーする文字が複数ある場合は、何度もコピーを繰り返す必要があります。そのクリップボードの「履歴」を複数保存できる機能があります。

[Win] + [V]

クリップボードの履歴をオンにするには設定が必要です。

ちなみに、画像もクリップボードへ保存できます。

単語登録

よく使う単語を登録できます。

何度も変換するのは、時間のロスですので登録をしてみてください。

メールアドレス・住所や定型文なども必要であれば登録すると便利です。

単語登録スクリーンショット

画面右下の〇部分「あ」もしくは「A」と書かれている部分をマウスで右クリック、メニューから単語の追加を選択してください。

「単語」に呼び出したい単語を、「よみ」にひらがなを設定してください。

「単語」に住所、「よみ」に「じゅうしょ」を登録するなど工夫してください。

書式について

文字をコピーした際に、太文字やリンクなども貼り付け先にコピーされることがあります。

本当は文字だけを「書式なし」でコピーできると助かることが多いです。

例えば…

書式についてスクリーンショット

▲ウェブサイトの文章をコピーするとして

書式についてスクリーンショット

▲文章ソフトにコピーすると、リンクや、文字の色、文字の太さの情報までコピーされます。

書式についてスクリーンショット

▲それが不要な場合は、貼り付けた箇所で右クリック、赤マークの部分(書式なしで貼り付け)をクリックする

書式についてスクリーンショット

▲無事に書式なしで貼り付けできました。

このように、ソフトによって、書式なしで貼り付けが可能ですので、よく使うアプリのショートカットを調べておいてください。

例えば。以下のショートカットが、Gmailに対応しています。

[Ctrl] + [Shift] + [V]

最後に

本来は、もっと覚えておいた方がいいショートカットや設定などあると思いますが、よく使用するものをピックアップしてみました。

冒頭にも記載した通り、普段の操作で1秒でも早く作業を進めることができれば、仕事もはかどります。

是非とも、イラストを利用される際にも、役立ててください。